ボディメイクを成功させるためにはトレーニングを進歩させていかなければいけません。
トレーニングの継続はできているけど、漫然と同じ重量や回数でトレーニングを行っていないでしょうか?
トレーニングが進歩していない理由を一度、考えてみましょう。
①そもそも追い求めていない
トレーニングを始めたばかりの超初心者の方であれば、トレーニングを始めたということだけで最初は辛かった重さが軽く感じたり、回数が多くこなせるようになったりと進歩を自覚できることが多々あるでしょう。
しかし1カ月もすれば記録は徐々に横ばいとなってくることが多いです。
前提として進歩を続けていくのであれば重量や回数などを常に向上させていかなければならず、そのままなんとなくトレーニングを継続できたとしても重量も回数も1年後であっても同じなままのことでしょう。
ボディメイク成功のためにはトレーニングを常に進歩させていく必要性があるということを再認識し、‟追い求めていくこと”が必要になります。
②強度が適切ではない
トレーニングを進歩させていくにはある程度のトレーニング強度が必要となります。
いきなりボディービルダーのような極限のトレーニングをする必要はありませんが、1日5分から始めたとしても徐々にトレーニング強度を上げていく必要があります。
始めは1セットであったとすれば2セット、3セットと増やしていったり、重りを扱うのであれば10回など連続でこなせるようになった段階で次なる重量にアップしていかなければひたすら現状維持のためのトレーニングとなってしまいます。
適切なトレーニング強度というものに答えは難しいですが、少なくとも1セットだけを延々とこなしていても強度が不足してしまうという認識は必要です。
③追い込めていない
追い込んでいるつもりでも追い込めていないということもあります。
‟キツい”というのはかなり主観的な評価となっていまうのは仕方のないことですが、実はあと3回やれるのに10回で終わってしまっている場合でもキツいと感じている人もいるでしょうし、‟腕が上がらない”という表現ができるぐらい追い込める人もいます。
一度、自身の‟キツい”という感覚を疑ってみることも必要です。
近年はトレーニングは1セットで追い込むよりトレーニングボリュームの確保が重要と言われますが、ジムでよく拝見する姿としては全くもってトレーニングが追い込めていないという場合を多々見かけます。
次回のモチベーションが下がるぐらい追い込むというのもやり過ぎになりますが、自身のカラダへのストレス刺激として筋肉を反応させる程度の追い込みは絶対的に必要な要素となります。すなわち少なくともスマホを見ながら爽やかに筋トレをしているようでは追い込み不足となってしまうのは必然です。
④フォームがめちゃくちゃ
重量も回数も必死になって追い込んでいるのに記録が伸びない、ということもあります。
初心者の方で多いのが「フォームがめちゃくちゃ」という場合です。
男性人気の高い、ベンチプレスやアームカールなどは最たる例でしょう。
ひたすらに反動を使い、ほとんど動かしていないような狭い可動域で行っている場合が多いからです。それでも始めのうちは記録は伸びますが、それはただ反動の付け方、狭い可動域での力が強くなっているだけですのですぐに頭打ちが来てしまいます。
反動を使うことも狭い可動域で行うことも、共に筋肉が伸張されたストレッチポジションを避けるためにやっているようなものですが、本来は筋肉の成長にはこのストレッチポジションこそ最重要であり、ストレッチポジションをいい加減にトレーニングを行うということは成長の遠回りをしているようなものとなっているのです。
もちろん他にも‟腕の角度が”とか‟重りを降ろす位置が”など各種目によってのポイントはそれぞれありますのでもちろん指導者がいれば指導を仰いでみるのみいいでしょうし、時にyoutubeなどで自習をすることも大切です。
⑤種目の変化を付けられていない
①~④をすべてこなしているつもりでも記録が伸びないことはあります。そんな時は諦めて別の種目に変更をしてみることも重要です。何をやってもカラダには慣れがきてしまうものです。種目の変化をつけることで同じ筋群でも違う刺激の入り方をすることでまた新しく成長を再開してくれることもありますし、そこで新しく感覚を掴めることもあります。
何カ月も時には1年後などに元の種目をやり直した際にかつてはなかった感覚が習得できていることもありますので、急がば回れという考えです。
まとめ
①トレーニングは追い求めなければいけない。
大前提としてトレーニングは追及をしていかなければ、成長は横ばいになってしまいます。常に良い変化、成長を求めていかなければいけないという認識をしましょう。
②トレーニング内容を踏まえて追い込みます。
トレーニングを追い求めた次の段階としてはある程度トレーニングを追い込んでいく必要がありますが、強度やフォームといったトレーニング内容で押さえなければいけない必要事項を確認しておきましょう。
③一度、忘れて別の種目に移ってみるのもアリ。
何をやっても成長が感じられない時は諦めて別の種目に移ってみるのもありです。別の種目で成長して元の種目に戻った際には案外また成長が再開するなんてこともあります。