ダイエット ボディメイク

整形外科医がボディメイクの必要性を考えてみる。

ボディメイクと言うと、つい敬遠さえがちなものになりますが
世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏の言葉を借用させてもらえば
‟自身のカラダは一生乗り換えることのできない車”のようなものであり
常にケアをしなければいけないものと言えます。

ボディメイクの必要性を再考してみます。

自身のカラダは一生乗り換えることのできない車のようなもの

一生のうちで、一台しか車を買うことができないとしたらどうでしょうか?

新車のうちだけでなく、常に日々の運転が注意深く安全運転になり、新車のうちから晩年まで日々のケア・メンテナンスを細かく行っていくでしょう。
都心部に住まわれる方で車を持たない方であれば、昨今ならスマホを例に考えても良いかもしれません。

自身のカラダのケア、つまりヘルスケアを常日頃から行わない理由が見つかりません。中年以降はもちろんのこと、新車の若いうちからケアを行っていく必要があると言え、また晩年移行はよりケアに注意をしていかなければならないものです。

ボディメイク≒ヘルスケアと考えてみる

‟ボディメイク”と言ってしまうと良いカラダのために頑張るといったイメージにつながってしまうかもしれません。

しかしヘルスケアを視点に考えてみれば、ヘルスケアには運動と食事の管理は必須事項でありボディメイクをすることがヘルスケアに繋がっていくということが見えてきます。

トレーニング

トレーニングにはウォーキング、ランニング、ある種のスポーツなど様々にありますが、やはり‟筋トレ”はおススメです。

もちろん筋トレだけをやっておけば良いということはありませんが、中高年以降では筋トレなくして筋力の維持・向上はなかなか厳しくなってきます。

食事管理

ヘルスケアには筋力・筋肉のケアが必須であり、その筋力・筋肉の維持・向上には食事管理が必須です。
タンパク質の積極的な摂取に加え、適切なカロリー摂取、炭水化物・脂質とのバランスも必須です。

もちろん塩分の取り過ぎには気を付けるなど別の要素もありますが、筋肉のための食事管理をするということはそのままヘルスケアに繋がる食事内容となってきます。

年齢によるボディメイクの違い

一概にボディメイクをする言っても年齢によってその目的、役割がやや異なってきます。

各世代ごとの特徴を知ることが、必要性を知ることにも繋がります。

若年

高校生までは学校の授業で体育があり1週間単位で見ても、数時間は運動時間を確保されますが、高校卒業後は普通では運動の機会が減っていき、気づいたらお腹が出ているなんてことは珍しくありません。

中年以降の方が言う‟俺も昔はシックスパック”だったなんていう発現を聞いたことがあるかもしれません。

また20代のうちなどは余程に極端な食生活をしていなければ肥満などにはなってしまったとしても表立った健康に害をなすまでには至らないことが多いです。

しかし若いうちは‟モテる”という視点から見てボディメイクは必須でしょう。
‟モテる”というのは生物にとって子孫繫栄に必須であり種の存続に必須な要素です。

そしてほとんどの人が自身のカラダが100点満点の理想カラダだと思わないように、誰しも理想の体型はありつつも、なりきれていない部分があります。

ボディメイクを通じて自身の理想の体型に近づくことが‟モテる”に繋がることも多々あるでしょう。

最近太ってきた、物心ついた時から肉がついている、なんていう方も含めてボディメイクの必要性、楽しさ、そし中年以降で来るボディメイク必須の年頃に備えてやり方を少しずつ習得していく必要があると考えます。

中年

人は30代以降は特に注意をしなければ年間0.7%ずつ筋肉が減っていくとされています。
そして恐ろしいのはほとんどの人は自身に筋肉が減っていることに気づけません。

また40代以降であれば大病を患うなんて話も決して珍しい話ではなくなってくる年頃であり、ヘルスケアに力を入れていかなければなりません。

若いうちにヘルスケアに手を出していなかった人も積極的にヘルスケアに力を注いでいかなければいけないと言える世代でしょう。

高齢

いよいよ筋肉の低下スピードが加速していきます。
そして健康面にもいろいろ問題が生じ始め、日常外来診療を行っていても60代を超えれば何も薬を飲んでいないという人の方が珍しいぐらいです。

ただ80代でもバリバリ元気な方もいれば、60代でも弱弱しくなってしまっている方もいたりとヘルスケアの有無で差が歴然としてきます。

直近の問題として捉えてより筋肉、健康のために時間と労力を割いていかなければいけませんが、もちろん若い頃からの積み重ねもありますので、早めの準備ができている人は圧倒的に強いです。

まとめ

①自身のカラダを一生ものと考えよう

自身のカラダは一生乗り換えの効かない車のようなものと捉え、大事に大事にしていきましょう。
ガタが来てからでは遅いかもしれません。

②ボディメイク≒ヘルスケアと考えよう

ヘルスケアにはトレーニングと食事管理が必須と捉えることで、ボディメイクを行っていくことがヘルスケアに繋がっていくということも意識してみましょう。

③年代ごとに特徴を捉えておきましょう

各年代ごとにボディメイクの目的、役割は異なってきます。
年代ごとの特徴を捉えて自身への必要性を再認識してボディメイクに取り組めるようにしましょう。

ABOUT ME
jack-wall
現役の中堅整形外科医です。日本整形外科学会専門医。専門は肩と膝です。 筋トレ歴は20年ほど。 日々いかに整形外科医として成長し、ヘルスケアも意識しながらの継続的な筋トレが行えるかを考え邁進しています。