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整形外科医が勧める自宅トレーニングを充実させてくれるトレーニング器具3選

 

自重トレーニングの限界

老若男女を問わず自宅でトレーニングを始めていくのであればまずは‟自重”。
つまり自身の体重を用いたトレーニングでしょう。

重量の限界

腕立て伏せ、腹筋運動、スクワットなどが最たる例でしょう。
もちろんそれぞれバリエーションを加えることは可能ですが、結局は普段から自身の付き合っているカラダの重量ですので刺激に慣れが生じてしまいます。

しっかり行えば一定の効果は必ず得られますしトレーニングメニューによっては自重でも強い負荷をかけて行うことができますが、よくトレーニングである‟10回”だけでは十分な刺激が入りきらなくなることが多いです。

時に扱う重量を増やすという刺激が必要になります。

回数が増えすぎて苦痛

回数が増えていき50回もできるようなトレーニングをしても筋肥大という観点からはあまり推奨されませんし、50回ギリギリできる人が50回まで追い込むというのは強い精神力が求められてしまいます。

そして50回も行っている間ずっと負荷がかかっている有酸素運動のようになっていきます。時間的にも非効率的です。

またトレーニングを継続させるには小さな成功体験の積み重ねが必要です。
回数を伸ばしていくのも目標のひとつとして良いですが、ひたすら回数を伸ばしていくのが苦痛になってくることがあります。

メニュー数の限界

ある程度トレーニングメニューを絞って行うことは時に良いですが、カラダは良くも悪くもトレーニングの負荷に慣れるものです。

カラダの成長・変化があり続ける内は良いですが、必ずと言って良いほど停滞はきます。
トレーニングメニューに変化をつけることが重要なのです。

自重トレーニングではどうしてもトレーニングメニューの種類に限りがあります。

自宅トレーニングに器具がオススメされる理由

中高齢者が衰えてくる筋肉を維持する・増やすを目的にするしても、若者が筋肉を増やしてボディメイクをするという目的にしても、トレーニングの視点からは筋肥大を目指していかなければいけません。

そこでトレーニング器具が必要となってきます。
トレーニング器具を導入することで
・トレーニングメニューの増加
・重量の調節
・飽きの解消
などのメリットがあります。

自宅でのトレーニングを選ぶにしても最低限これだけは持っていたいというトレーニング器具があります。もちろん自重トレーニングが行き詰まってからでもいいでしょう。

畳1畳分ぐらいのスペースでまかなえます。
効果的なトレーニング器具を自宅に導入することでこれまでマンネリ化してたトレーニングが非常に充実したものに激変します。
そしてもちろんトレーニング効果も飛躍的に上昇させてくれます。

ボディメイクを本当の意味で成功させるには継続させる必要があります。
筋トレの継続にトレーニング器具が必須といっても良いでしょう。

自宅に導入したトレーニング器具3選

アジャスタブルダンベル

重量が調節できるアジャスタブルダンベルというものがあります。
従来のダンベルとは違い、ダイアルを回すだけで重量が調節できてしまうのです。

トレーニング種目によって、個人の成長によって扱いたいダンベルの重量は異なるはずです。
しかしジムのように何種類もダンベルを用意するのは難しいでしょう。

調節によってかなり幅広く重量設定ができますので、下半身などの高重量を扱いたい時も腕などの比較的軽量を扱いたいときも種目を網羅することができます。

やや値段の張る器具とはなりますが、十分に元を取れる非常に重宝するアイテムです。

トレーニングベンチ

トレーニングベンチはアジャスタブルダンベルと非常に相性の良いアイテムとなります。
アジャスタブルダンベルだけで行える種目も多数ありますが、トレーニングベンチと組み合わせることでまたさらに種目が増えます。

自宅にある椅子・ソファーなどで代替できる種目もありますが、やはりやりづらいです。
トレーニングベンチの適度のクッション性が柔らか過ぎずトレーニングを邪魔せず、また硬過ぎず痛みも伴いません。

適度な幅・リクライニング機能なども自宅の椅子・ソファーでは代用が効きません。

スペースをとってしまう器具ではありますが、それだけの価値のあるアイテムです。

懸垂台

アジャスタブルダンベルとトレーニングに比較してしまうとやや必要性は薄れますが、特に若い男性などでは必要性が高いと言えます。

その名の通り懸垂をするための器具ですが、懸垂はボディービルダーの方もオススメするぐらい非常に効果的な種目ですが、アジャスタブルダンベル・トレーニングベンチでは代用のできない種目なのです。

こちらもやや大きな器具となりますので懸垂だけのために購入するのはやや気が引けてしまうかもしれませんが、懸垂の効果は絶大です。

しかし、女性などは1回も懸垂ができないという方が多数ですので筋力の弱い方などは最初はいらないかもしれません。

まとめ

①自宅での自重トレーニングには限界がきてしまう可能性があります。

②自重トレーニングの次なるステップのため、トレーニング継続のためにトレーニング器具の購入が必要と言えます。

③アジャスタブルダンベル・トレーニングベンチをまずそろえましょう。

④筋力などに余裕があれば懸垂台も是非検討してください。

ABOUT ME
jack-wall
現役の中堅整形外科医です。日本整形外科学会専門医。専門は肩と膝です。 筋トレ歴は20年ほど。 日々いかに整形外科医として成長し、ヘルスケアも意識しながらの継続的な筋トレが行えるかを考え邁進しています。