最近の疑問・不安
①人生このままでいいのか
年齢的にも中年となり老いを感じる今日この頃となるなか、仕事に追われながら家族との時間を確保し、好きなこと(筋トレ)もし、今だけでなくいかに人生を全体で捉えて楽しくやっていくかを考えるようになってきました。
同年代以上の方は同じようなことを考えたことがある方は少なくないんじゃないでしょうか?しかし、なかなか答えは見つからず、また日々はただ過ぎて行っています。
②怪我のない筋トレ
人生全体として見ると好きでやっているとしても筋トレをして怪我をするなどはあってはならないですよね。若い頃はガムシャラにやっていてそれで何とかなりましたが、肩も膝も手術などで傷んだ関節を見ると関節に優しくやっていくことこそ長期的には重要で、また短中期的にも怪我の予防にもつながるので”怪我をしない”ということは必須と考えています。そしてそのためには何が最適かを常に模索しています。
③最近の筋トレブームの問題
昨今はYou TubeなどのSNSの発達で気軽にトップ選手の筋トレを学べるようになってきて、男女問わず若い世代の人達にも筋トレブームが来ていると嬉しく思っています。自分も非常にありがたく日々学ばせてもらってますが、実際ジムで見ていると絶対You Tubeの影響だろうなぁ、というマニアックな種目をやり関節に悪そうな筋トレをしている人、負荷をうまくかけられていない人達が多くて、複雑な気持ちにもなります。
④筋トレブームの今後
筋トレブーム自体は嬉しく大歓迎なのですが、せっかくのSNSという学びの武器でも、うまく使えてないと怪我に繋がるのはもちろん、結果が出ずに結局筋トレ界からのフェードアウトにつながってしまうと思いますので、このブームをいかに広げていくかも重要ですよね。
⑤痩せ=美の
筋トレとは異なり、いわゆるダイエットは昔から今日に至るまで廃れたことがありません。書店、テレビ、マスメディアでもダイエットネタで溢れていますもんね。今後も同様と想像するに難くないでしょう。
しかし、世の中(特に日本)はダイエット=痩せる=美しいとされる傾向が未だ強くあり、警鐘もされていますがなかなか浸透されません。
そんな中、ボディメイク➡美しい体を作るというワードも発生してきました。
⑥整形外科的な筋トレの必要性
もちろん若い世代だけのブームにあらず筋トレは健康にもとても重要です。骨格筋は健康寿命に直結するということは言わずもがな、糖・脂質代謝の調節、内科疾患にも強く関わっているとされ、筋機能の低下は生活習慣病の発症リスクも増加させると考えられています。
もちろん整形外科的にもとても重要で、肩であろうが膝であろうが筋力トレーニングはついて回ります。
⑦高齢化の問題
高齢化が進む昨今、変形性膝関節症は予備軍も加えれば2500~3000万人いると言われ、人工関節置換術は年間10万件に迫っていますし、今後も増え続けることが大いに予想されます。
日本整形外科学会もロコモ(ロコモティブシンドローム)と称して普及活動をしており、ロコモの認知度こそ上がってきていますが、未だ普及とは言えない現状です。
人生100年時代と言われるようになった今こそ若いうちより正しい知識(筋トレの必要性、筋トレの方法)を学び実践していくことが重要と思いますが、なかなか難しい。
今後の目標
最近は日常生活に追われこのままただ老いていくのかと考えされられてしまいますが、経済的に自立し、仕事を自分でコントロールができつつも、仕事を通して社会貢献をし、好きな筋トレもしつつ、老後にも備えて今も将来も長期的に人生を謳歌しけたらなぁと考えています!
①筋トレの深みの勉強
これからは肩・膝の関節外科医、整形外科医として臨床的な視点から見た筋トレへの考え、最近勉強をしている基礎研究的視点も含めて筋トレへの考え、筋トレ歴20年としての自分の考えを勉強と共に綴れたらと思います!
②筋トレのより一層の普及
筋トレとはつまるところボディメイクの一因であり、とにかく痩せたい若い女性であろうが、膝が痛い高齢者であろうが筋トレは必要なのです。
微力ながらも発信することで未だ世間にはびこる筋トレへの誤った認識・偏見を少しでも改善して、若い世代はもちろん中高齢者にももっと筋トレが普及したらと願います。
③筋トレを通じた出合い
またトータルで人生に生かされることなく生きるためにはどうするべきかを模索していきたいですね。そして同じような考えを持つ方、僕の疑問不安へ答えて頂ける方と繋がっていけたらと思います。